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TA-DR1のバージョンアップは意に反する方向の音に |
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何とももったいない話ですが、ソニーのデジタルアンプTA-DR1のバージョンアップを10万円掛けてやってはみたものの、音が硬く冷たくなったので元に戻して貰ったというのです。
もちろんその費用は戻っては来なかったそうですが、「オーディオとは難しいものだなぁ・・」とつくづく感じました。そのアンプはボンネットの6個のネジと側板の4個のネジを簡単に加速度組み立てをしたものでした。
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S805用スピーカースタンドの納品
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805シグネチャー用のスピーカースタンドを買うので、時間が出来た時で構わないから、TA-DR1の再度加速度組み立てと同時に改めてセッティングに来て欲しいと頼まれていたのです。
ハイエンドショーが終わりやっと時間的余裕が取れるようになりましたので、板橋区のH.Tさん宅までセッティングに伺いました。
スピーカー用のサウンドステーションを納品に伺った際にセッティングはしておりましたので、中々バランスの良い音で鳴っていました。
畳の部屋でのサウンドステーションの効果の大きさにすっかり満足したA.Tさんは、その後オーディオラック用も立て続けに導入する事になります。
お持ちしたS805専用に設計したスピーカースタンドですが、これはカイザーサウンドの試聴室で使っていた現物その物です。今まで使っておられた金属製の物との音の違いは雄大に朗々と鳴る点です。
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渾身の力を込めたTA-DR1の加速度組み立て
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TA-DR1のバージョンアップは自分の好みの音とは違う方向になったと落ち込んでいたので、ここは渾身の力を込めて内部の基盤を止めているほとんどのネジの適正を見極めローテーションを行ないました。
試みる端から大いなる手応えを覚える今回の加速度組み立てですが、実際にこのアンプがどんな音に変身するのか私も楽しみになってきます。天板にある6枚のアルミ製ワッシャとネジのマッチングを取りましたのでこれは効果絶大のはずです。
「よし!」という私の大きな掛け声と共に完成です。
繋いで出たその音の凄さたるやどんな形容詞をもってしても、この違いをお伝えするのが不可能なほどのとんでもないモンスターアンプに変身したのです。
『凄い、凄い』と興奮気味に小躍りするT.Iさんの様子を見ていると、取り除く事が出来なかった心の中のもやもやが一気に晴れたのが分かりました。
ご覧のように電源タップは「ナイアガラ」です。そしてトランスポートにはシステム全体を統率するAC-Music Conductor、壁コンからはAC-5EX(Perfect)が強力な電気を送り込みます。そうなんです、A.Tさんは絶大なるローゼンクランツファンなのです。
『さんざん買い換えても、最後にはどれもローゼンクランツの音に戻ってしまう』
と打ち明けてくれました。
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凄い音と引き換えに私の身体に異変が・・・
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その音を耳にした私は安心し、ほんの2分もしない内にぐっすりと寝入ってしまったのです。後で聞くと、口を開けたまま白目でぐったりとしていたそうです。
物凄い肩こりと疲労が私の身体を襲ってきたのです。こうした経験は過去に一、二度ありますが、得体の知れない負の因子があるとしか思えません。
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